HySPEED工法とは?
既存の地盤改良工法のようにあらかじめ決まった杭を使ったり、地盤を補強しない工事と異なり、 砕石パイルをその地盤にあうように確実な施工で1本づつ造り上げ、砕石パイルと砕石パイル周辺の地盤の支持力を複合させて、 地盤の支持力を高める地盤改良工法です。
HySPEED工法の強度の秘訣
新技術のピストンバルブ(先端ドリル部分)で施工材(砕石)を突き固めます。
ピストンバルブのハンマー転圧機能により、従来の施工時間を大幅に削減します。砕石パイル施工後は基礎工事へと、すぐに取り掛かれます。
※基礎工事は地盤改良部分の強度試験後となります。
施工の主な流れ
私たちは、地盤改良業務の一つとして、土地の事前調査・診断をお引き受けしています。
より多くの地盤と向き合い、より多くの問題を解決することを目指しています。
STEP1.基礎付図
平面図・基礎伏図等から建物の位置を確認し、5ヶ所程のポイントを決めて現地の事前地盤調査を行います。
STEP2.地盤調査(SS試験)(0.5日)
地盤の強さを調査する為に、スウェーデン式サウンディング試験(SS)を行います。
STEP3.設計・お見積り
地盤調査の結果から、 現地の地盤・土質・地耐力などのデータにより、地盤改良の有無を判断し、設計・お見積りを行います。
※施工前、当社では専門設計士による杭配置図の他に 考察および安定計算書をお見積もりと一緒にお渡ししています。
STEP4.施工(2~3日)
施工後、当社では現場チームから
- 掘削深度および砕石投入量
- 各工程段階の写真
- 砕石パイル施工図
- 平板載荷グラフ、データ
- 事後試験後の考察
を一式として報告書をお渡ししています。
よくあるご質問
Q.建築技術性能証明とは何ですか?
専門的な知識を有する公益法人が、新しく開発された建築技術の性能を第三者の立場から評価し、 設定した認定基準を満たしていることについて、性能証明書を発行するものです。
Q.採石だけで本当に建物を支持出来るの?
適用地盤はありますが、HySPEED工法は鉛直支持力について第三者による性能証明を取得しております。
Q.HySPEED施工が出来ないケース等はありますか?
施工できないケースもございます。例えば、腐葉土がある土地の場合などはHySPEEDでの施工が出来ません。
万が一施工が出来ない場合には、鋼管杭で対応させていただきます。
特許・認定等
建築技術性能証明
建築技術性能証明は、専門的な知識を有する一般財団法人等の第三者機関が新しく開発された建築技術について、
その技術が達成している性能の内容を第三者の立場から評価し、性能証明書を発行するものです。
- HySPEED((ハイスピード)工法の鉛直支持力については、一般財団法人 日本建築総合試験所(GBRC)において2009年11月10日建築技術性能証明を受けております。
GBRC性能証明第09-20号 - HySPEED(ハイスピード)工法スペックアップにより2011年11月4日建築技術性能証明を改定しました。
GBRC性能証明第09-20号 改 - HySPEED(ハイスピード)工法の適用範囲の明確化により2013年12月25日建築技術性能証明を改定しました。
GBRC性能証明第09-20号 改2 - HySPEED(ハイスピード)工法の適用構造物、品質管理項目の見直しにより2016年12月20日建築技術性能証明を改定しました。
GBRC性能証明第09-20号 改3
NETIS新技術情報提供システム
新技術情報提供システム(NETIS)とは、「公共事業等における技術活用システム」によって蓄積された技術情報のデータベースで、 直轄事業及び補助事業に係わらず公共工事に活用できる技術を可能な限り網羅したものです。
平成19年9月より、NETIS新技術活用システムに掲載されておりました、SK-070007「HySPEED(ハイスピード)工法」の掲載期間は平成25年10月で終了致しました。
NETIS 災害復興支援技術に登録されています。
⇒ NETIS 震災復旧・復興支援サイト
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地盤保証会社認定取得
ジャパンホームシールド(株)、シールドエージェンシー(株)、(社)ハウスワランティ、(社)住宅技術協議会、(社)住宅不動産資産価値保全保証協会 の認定を取得しています。
特許
「地盤補強工法」として平成21年9月特許取得済み
登録番号:特許4373451
特許公開ページ
特許情報プラットフォーム
1.文献種別「特許公報・公告特許公報(B)」の右側に番号「4373451」を入力
2.「照会」ボタンで検索
低炭素化社会
弊社ではこれまでの地球温暖化防止国民運動「チーム・マイナス6%」、「チャレンジ25キャンペーン」に参加し、温暖化防止対策を推進してまいりました。
今回新たに発足した「Fun to Share」にも引き続き参加し、低炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。
HySPEED工法は天然素材(砕石)を使用するため、セメント柱状改良工法や鋼管杭工法と比べると1戸につき 約5,000kg の CO2 を削減し、地球の低炭素化社会に貢献しています。※原材料の鉱石製造時に発生するCO2は含んでおりません。